- ホロライブプロダクションとDECO*27がコラボした「holo*27」が開催された
- オリジナル楽曲とカバー楽曲が入り混じり、DECO*27プロデュースの手腕が光った
- 生バンド編成によるバンドサウンドが炸裂し、MCパートでは観客も参加した
ホロライブプロダクションとDECO*27による新プロジェクト「holo*27」のライブ「holo*27 stage」が、『hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad』内で開催された。
セットリストはオリジナル楽曲とカバー楽曲が入り混じり、DECO*27プロデュースによる手腕が光った。
生バンド編成によるバンドサウンドのラウドさ・アグレッシブさが炸裂し、観客からは手拍子が鳴り響いた。
また、MCパートでは先輩後輩のやり取りがあり、観客もコール&レスポンスに参加した。
- カテゴリ
- ゲーム
- 製品名
- hololive 4th fes. Our Bright Parade、holo*27 stage
- キャラクター名
- ホロライブプロダクション
- 人名
- DECO*27
- 会社名
- Bushiroad
- IP名
- ホロライブ
——— 以下 プレスリリース原文 ———
『hololive 4th fes. Our Bright Parade』から「holo*27 stage」のライブレポートが公開!
公開日: 2023/03/24
カバー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷郷元昭)が運営するVTuber事務所「ホロライブプロダクション」は、3月18日(土)および19日(日)に千葉県・幕張メッセにて開催した音楽フェス『hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad』において「holo*27 stage」のライブレポートを公開いたしました。
18日~19日と2日に渡って開催された『hololive 4th fes. Our Bright Parade』では、初日にあいにくの雨模様となってしまったが、当ライブ「holo*27 stage」が開催された2日目は朝から快晴となり、ライブ開始となった13時ごろはあたたかな陽光に包まれていた。
そんな暖かい雰囲気を受けてか、ライブ開始前からかなり陽気な雰囲気が会場内を包んでいた。暗転してカウントダウンが始まれば声を上げて応答する観客たち。高まる期待のなかでいよいよライブがスタートした。
本公演のまえに、まずこのプロジェクトを通してリリースされた2枚のアルバム『holo*27 Originals Vol.1』『holo*27 Covers Vol.1』を紹介したい。
前者がホロライブメンバーをボーカルに据えたオリジナル曲が集まり、後者がDECO*27が生み出してきた名曲をホロライブメンバーがカバーしているアルバムである。
「この曲にはこのメンバー!」「このメンバーのためにこの曲を!」とDECO*27プロデュースによる手腕が光り、1枚10曲ずつで計20曲が届けられている。
この日のライブも「DECO*27によるプロデュース」という側面が強く表れており、セットリストも彼がすべて考えたものだ。オリジナル楽曲とカバー楽曲が入り混じったセットリストで、大いに盛り上がることとなった。
ライブの1曲目・先鋒を務めたのがさくらみこ、兎田ぺこらの2人だ。あたたかな陽気で浮ついた気持ちを、「モッシュレース」のアップテンポかつパンキッシュなナンバーでよりグっと高めていく。
そこから姫森ルーナによる「シンデレラ」に大神ミオ、博衣こよりの「アニマル」と、DECO*27楽曲でも屈指の有名曲が続く。そういた中でなにより驚かされたのは生バンド編成によって叩きつけられるバンドサウンドのラウドさ・アグレッシブさだ。
DECO*27の楽曲といえばドラムス(キックサウンド)やギターを中心に手数・音数が多く、しかもキメフレーズや音色も多彩。1曲の中でクルクルとサウンドがくるくると変わっていく事が多く、それが数多のリスナーを惹きつける由縁でもある。
もしかすればDECO*27の楽曲をこうした大会場で、いやむしろ「バンド編成で音楽を聴く」ということすらも、初めてだった観客がいたかもしれない。そんな方々の度肝を抜くほどのパワフルなロック的サウンドが炸裂していた。
ここで大神と博衣による最初のMCパートが始まると、「こうやって大きな舞台でみんながワーって声出してくれるのが初めてで…」という意外な話題を明らかにする大神。そんな先輩を前にして6期生・博衣は「コール&レスポンス」をしましょう!と促す。
前日にこの舞台に立ったばかりの博衣の「急な先輩面」に会場は小さな笑いに包まれつつ、より大きな声を求める2人のコールに、より大きな声をあげてレスポンスしていく観客たち。
青と赤のサイリウムが会場を彩っていたが、EDM~ダブステップ系統の楽曲でよく聴かれるBPMが一気に半分まで落ちて大きく拍を取るところでは、リズムやグルーヴに合わせて2色のサイリウムは前へ後ろへとバッチリに扇いでいく。
ここで風真によるMCパートとなった。先ほどまで歌っていた流れから1人でMCを務めるということもあり、「あ!忘れていたことがありました!無料パートはここで終わりです!」と大事なアナウンスをし忘れそうになるほど。息が上がって慌てていた彼女、だからこそ感じられる無邪気さや無垢さがあった。
クレイジー・オリーの「ゾンビ」を歌ってくれることを心待ちにしていたホロライブファンは多いのではないだろうか。「ホロライブインドネシア」2期生であり、「墓から飛び出してきたゾンビ」である彼女が「ゾンビ」を唄う。そんな出自からして、彼女ほど適任な歌い手はいない。
ハイトーンなメロディにオリーの声がバチっとハマり、全編日本語かつ途中の三連符の歌詞すらもしっかり歌い上げていたことには驚かされた。ここまでのメンバーのなかでも激しめなダンスをしていても一切ズレたりしないパフォーマンスをみせ、無意識に注がれる期待に見事に応えて「ゾンビ」という曲を自分のものにしてしまったようだった。
そのまま彼女がMC役となって会話し始める。日本語ネイティブなタレントではないので少したどたどしいMCで、歌ったばかりというのにステージ上ではしゃぎまわって息が切れてしまう。そんな初々しい振る舞いで観客を魅了していた。
グリグリと鳴るベースサウンドとアコースティックなギターのアルペジオから始まると、原曲のエレクトロサウンドは生ドラムのダイナミックなドラミングでバンド色が強いアンサンブルを聞かせてくれる。
薄く細めに声を出すボーカルと厚く太めに声を出すボーカルとをうまく使い分け、華を見せてくれた沙花叉だった。
めまぐるしく変化していく曲展開は、「悪ガキ」「いたずらっ子」なイメージが強い2人を表現した楽曲で、この日の2人のパフォーマンスは息ピッタリ、特に紫咲シオンのダンスがキレキレだったのが印象的だった。
実はこの曲、3分にも満たない短めな楽曲。アコースティックギターらしい音色やハイハットの細やかな刻みに引っ張られ、途中からバンドサウンドが加わっても、醸し出されるセンチメンタルさで、会場がグっとクールダウンするモードへと入っていったのは印象的で、彼女の低めな歌声とともに観客の脳裏に深く刻まれたはずだ。
ここまでのライブをステージ裏などで見ていたであろうおかゆも、「声出せるのは最高だね」と観客の様子をみてMCをした。ここまで一挙手一投足のすべてに注目し、声をあげたりペンライトを振り続ける観客の熱狂ぶりには、彼女も内心で驚いていたのかもしれない。
おかゆのMCから続いたのは、不知火フレア「妄想感傷代償連盟」だ。ペンライトの煌々とした明かりが橙色へと変わり、ここまでの楽曲からすれば比較的穏やかな立ち上がりから、持ち前の高い声色を活かしたボーカルを聞かせてくれる。ツインギターのカッティングとベースサウンドが相まってとてもグルーヴィでありつつ、タイトル通りの感傷的なムードが会場を包んでいった。
不安な精神状態を現わすように、激しく上下するメロディライン、表声とファルセットもかなり移り変わるうえに、メロディと歌詞はかなり細かく紐づいているので一歩間違えば噛んでしまうかもしれない。
そんな難しいボーカルをこなしながら踊ってみせたのが、天音かなただ。その実力をハッキリと見せてくれたハイパフォーマンスだった。
気づけばライブも終盤戦へと差し掛かっており、アイラニ・イオフィフティーン「モザイクロール (Reloaded)」、小鳥遊キアラと七詩ムメイ「ゴーストルール」というDECO*27のディスコグラフィでも屈指のヘヴィかつラウドなロックサウンド2曲で会場をより盛り上げていった。
あえて声の張りが弱めで細い声を持っているメンバーを当てていることによって、歌詞が描写している「弱さ」「孤独感」を感じさせることができ、ライブでもうまく表現できていたように見えた。
そういったなかでも、やはり「この太めで厚い声でパワフルに歌ってほしい!」という気持ちもある。そんな願いを叶えたのが、森カリオペ「ヒバナ (Reloaded)」であろう。ヒップホップ〜ラッパーとして印象的な活躍を続ける彼女だが、そのイメージを引きずった人にとっては「歌を唄うシンガー」という印象は薄いはず。
原曲通りラップパートはないわけだが、赤色で染められた会場に持ち前の太めな歌声を存分に活かしたボーカルを聞かせてくれ、彼女が秀逸なシンガーでもあることを照明してくれた。
「知っているか分からないけど、『ヒバナ』はDECO*27の曲でも一番好きな曲なの」と日本語でMCをすると、観客からワっと大歓声と拍手が巻き起こる。思い入れある1曲を歌えたという喜びは、彼女自身にとっても心に刻まれただろう。
そんな彼女が歌うのは、オリジナル楽曲としてDECO*27が制作した「プラネタリウム」だ。全体的に星街自身の声だけで構成されたアカペラ楽曲であり、このライブでもバンド隊は極力関わらず、星街の様々なコーラスが再生されるなか、本人はメインボーカルとして歌い上げてみせた。
「星街すいせいの声だけが大きな会場に響き渡っていく」そんな光景は作曲したDECO*27だけでなく、ホロライブファンにとっても「ありうるならば」と想像したことがあるはず。実際目の前にすると、星や銀河をイメージした演出に引き立てられ、こうも圧倒的な光景が広がるのかと驚かされた。
ときのそらが歌うのは「愛言葉Ⅳ」DECO*27自身が過去の楽曲から歌詞・メロディラインを引用しつつ制作されたこの曲は、いわば「DECO*27の歴史」「初音ミクへの感謝が詰まった曲」である。
そんな「DECO*27の歴史」を歌うには「ホロライブの歴史」がもっとも適しているであろう。そう決めたのは言わずもがなDECO*27であるが、そんな大役を見事にこのライブでこなしてみせた。歌い踊ってもブレを感じさせない安定感あるボーカルでバチっと締めくくってくれた。
取材・文 / 草野虹
写真 / MASANORI FUJIKAWA
- セットリスト
M2 ヴァンパイア 夜空メル、癒月ちょこ
M3 シンデレラ 姫森ルーナ
M4 アニマル 大神ミオ、博衣こより
M5 ビビビ 百鬼あやめ
M6 Sweet Appetite がうる・ぐら、ハコス・ベールズ
M7 夢嵐 風真いろは
M8 Baby Don’t Stop 雪花ラミィ、鷹嶺ルイ
M9 ゾンビ クレイジー・オリー
M10 乙女解剖 ムーナ・ホシノヴァ
M11 P.E.T. 沙花叉クロヱ
M12 リップシンク 紫咲シオン、ラプラス・ダークネス
M13 エンドロール 猫又おかゆ
M14 妄想感傷代償連盟 不知火フレア
M15 ヒル 天音かなた
M16 モザイクロール (Reloaded) アイラニ・イオフィフティーン
M17 ゴーストルール 小鳥遊キアラ、七詩ムメイ
M18 ヒバナ (Reloaded) 森カリオペ
M19 プラネタリウム 星街すいせい
M20 愛言葉Ⅳ ときのそら
- 会社概要
動する女性VTuberグループ「ホロライブ」、男性VTuberグループ「ホロスターズ」および音楽レーベル「イノナカミュージック」が所属するVTuber事務所です。ライブ配信での応援やTwitterでの交流ができる次世代のバーチャルタレントが所属する事務所であり、精巧な2D・3Dキャラクターモデルを使用した実況・配信を得意としています。
・ホロライブプロダクション公式サイト:https://www.hololive.tv/
・ホロライブプロダクション公式Twitter:https://twitter.com/hololivetv
・ホロライブプロダクション音楽公式Twitter:https://twitter.com/hololive_music
・ホロライブプロダクション イベント公式Twitter : https://twitter.com/hololive_event
・ホロライブプロダクション公式ショップ:https://shop.hololivepro.com/
■カバー株式会社について
・所在地:東京都千代田区
・代表者:代表取締役社長 谷郷 元昭
・コーポレートサイト:http://cover-corp.com
・採用ページはこちら:https://hrmos.co/pages/cover-corp
・本記事内の画像をご使用の際はクレジット表記をご記載ください:Ⓒ 2016 COVER Corp.
■本件に関するお問い合わせ
カバー株式会社 広報PR担当
メールアドレス:[email protected]
引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000923.000030268.html