- リゾートトラストグループのCICSが江戸川病院と再発乳がんを対象とした特定臨床研究に協力する契約を締結
- CICSはBNCT用中性子照射装置の技術提供し、再発乳がんに対するBNCTの安全性と有効性を評価することを目的としている
- BNCTはがん細胞を選択的に死滅させる治療法であり、リゾートトラストグループはがん治療に新たな光をもたらすことを目指している
リゾートトラストグループのCICSが、江戸川病院と再発乳がんを対象とした特定臨床研究に協力する契約を締結した。
CICSは、BNCT用中性子照射装置に関する技術を提供し、放射線治療後の再発乳がんに対するBNCTの安全性と有効性を評価することを目的としている。
BNCTはがん細胞を選択的に死滅させる治療法であり、がん治療に新たな光をもたらすことが期待されている。
リゾートトラストグループは、がん検診・治療に関わっており、BNCTへの取り組みを通じて、がん治療に新たな光をもたらすことを目指している。
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- 会社名、ゲーム
- 製品名
- BNCT用中性子照射装置
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- 人名
- 会社名
- 株式会社CICS、江戸川病院、リゾートトラストグループ
- IP名
——— 以下 プレスリリース原文 ———
株式会社CICS(リゾートトラストグループ)、特定臨床研究に関する契約を江戸川病院と締結
公開日: 2023/05/16
リゾートトラストグループの株式会社CICS(代表取締役社長:古川哲也、本社:東京都江東区、以下「CICS」)は、社会福祉法人仁生社 江戸川病院(東京都江戸川区)で実施される再発乳がんを対象とした研究者主導の特定臨床研究※(以下「本研究」)への協力に関する契約を締結したことをお知らせします。CICSは、BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)用中性子照射装置に関する技術の提供を通じて本研究に協力します。
本研究は、放射線治療後の再発乳がんに対するBNCTの安全性と有効性を評価することを目的としています。対象は、再発乳がんの患者様で、放射線治療を受けた後に腫瘍の再発を認めた患者様です。
江戸川病院には、CICSが国立がん研究センター中央病院に設置して開発を進めている中性子照射装置が導入されており、本研究では、本装置とステラファーマ株式会社(大阪市中央区)のBNCT用ホウ素医薬品が組み合わされて使用されます。
CICSは本研究の趣旨に賛同し、CICSのBNCT用中性子照射装置に関する技術を提供します。なお、本件に関する今期当社連結業績への影響は、軽微です。
放射線治療を行った後に再発した乳がんでは外科的手術ができないことも多く、通常の放射線治療では、同じ部位に再度放射線治療を行うこともできません。そのため化学療法やホルモン療法などを中心に行われていますが、副作用もあり病気を完全に治す、根治的な治療としては位置づけられていません。BNCTはがん細胞を選択的に死滅させる治療法のため、過去に放射線を照射した部位にも適用できるという特徴があり、BNCTが新たな治療の選択肢になると期待されています。
リゾートトラストグループは、1994年にメディカル事業に参入し、会員制医療倶楽部の運営を開始。山中湖クリニックにて当時研究用装置であった陽電子放出断層撮影(Positron Emission Tomography、以下「PET」)をがん検診に導入しました。国内のPET普及に大きく貢献したほか、大学病院と画像診断や先制医療等の研究活動も推進してきました。現在は検診はもちろん、治療におけるソリューションを拡大し、当社グループでがん先端免疫治療の施設も運営支援しています。
リゾートトラストグループは、「ご一緒します、いい人生」というブランド・アイデンティティのもと、「人生100年時代の健康長寿(ウェルビーイング)への貢献」をスローガンに掲げています。また、「がんで大切な人を亡くさない社会を作りたい」という思いから、がん検診・治療に関わってまいりました。BNCTへの取り組みを通じて、より豊かでしあわせな時間(とき)を創造するお手伝いをするとともに、がん治療に新たな光をもたらしていきたいと考えています。
※ 臨床研究について
「臨床研究」は「医薬品等を人に対して用いることにより、当該医薬品等の有効性又は安全性を明らかにする研究(治験に該当するものその他厚生労働省令で定めるものを除く。)」と臨床研究法で定められています。
「特定臨床研究」は臨床研究のうち、医薬品等製造販売業者又はその特殊関係者(=子会社)から研究資金等の提供を受けて実施する臨床研究(当該事業者が製造販売をし、又はしようとする医薬品等を用いるものに限る)や未承認又は適応外の医薬品等を用いる臨床研究を指します。
※参考:厚生労働省「臨床研究法について」
【BNCTについて】
BNCTは放射線治療の一種であり、新しいがんの治療方法です。
患者様にホウ素薬剤を投与すると、ホウ素(10B)ががん細胞に集まります。その後、患部に体外から中性子線を照射します。照射する中性子線は、非常にエネルギーが小さく、人体への影響はほとんどありませんが、ホウ素(10B)とぶつかると核反応を起こし、放射線(アルファ線と7Li核)が発生します。BNCTは、この放射線によってがん細胞を選択的に破壊する治療法です。
また、原則1回の中性子線の照射で治療が完了し、身体への負担が少ない治療法として期待されています。
【CICSの照射装置について】
CICSが開発した加速器型の中性子捕捉治療装置です。RFQ(高周波四重極)直線加速器で加速した陽子をリチウムターゲットに衝突させることで中性子を生成するもので、人体への悪影響の大きい高速中性子の混在が少ないことが特徴です。また生成する中性子のエネルギーが800keV以下と低いため、BNCTに適した10keV程度のエネルギーに減速するための減速体系の小型化が可能となりました。
■機器に関するお問い合わせ先
株式会社CICS
〒135-0063 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明ウエストタワー17F
Tel:03-3529-6301 Mail:[email protected]
引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000047917.html