- トレンドメディア『Trepo』がZ世代のトレンドを調査
- 2023年上半期のトレンドは「友達がやってるカフェ/バー」「BeReal」「Y3K」「美術館巡り」「推しピク」
- 友達がやっているカフェ/バー、BeReal、Y3K、美術館巡り、推しピクがZ世代に人気
トレンドメディア『Trepo』が10代~20代女性を対象に行った調査によると、2023年上半期のZ世代トレンドは「友達がやってるカフェ/バー」「BeReal」「Y3K」「美術館巡り」「推しピク」の5つに分かれる。
友達がやっているカフェ/バーは、東京・原宿にオープンしたばかりの店で、フランクな対応やユニークなメニュー名が話題に。
BeRealは、リアルな写真を撮影、投稿するSNSアプリで、写真映えを狙わないコンセプトがZ世代に共感を呼んでいる。
Y3Kは、3000年代の近未来をモチーフにしたファッションジャンルで、メタリックカラーやネオンなどが特徴。
美術館巡りは、洗練されたおしゃれな世界観がZ世代から支持されている。
推しピクは、アイドルやアニメのファンの間で定着した概念「推し活」と、Z世代のお出かけとして定番。
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——— 以下 プレスリリース原文 ———
Trepo girls(トレポガールズ)が選ぶ「2023年上半期Z世代トレンドランキング」
公開日: 2023/06/01
今回は、10代~20代の女性(Trepo girls)(※1)を対象に「コト・モノ」「プリクラポーズ」「ファッション」「グルメ・スイーツ」「流行語」の5部門に分け、2023年上半期のZ世代(※2)トレンドをランキング化しました。
※1 Trepo girls(トレポガールズ)とは、10代〜20代女性向けトレンドメディア『Trepo(トレポ)』の女性読者と『Trepo』公式インスタグラムのフォロワーになります。
※2 Z世代とは、1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代です。ソーシャルメディアやスマホ時代に生まれたソーシャルネイティブを指します。
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【コト・モノ部門】今季のトレンドは等身大。
出典:(Instagramアカウント)
友達がやってるカフェ/バー @gopan._.glm
BeReal @_you.7na
Y3K @pink_no.5
美術館巡り @chaaanyui24
推しピク @w0.x_x.lm
第1位 友達がやってるカフェ/バー
1位に選ばれたのは「友達がやってるカフェ/バー」。2023年4月22日(土)、東京・原宿にオープンしたばかりの同カフェ。店員がお客様に対し、まるで友達に接するようなフランクな対応をするユニークなコンセプトがSNSを中心に話題を呼びました。メニュー名にもこだわりがあり、ドリップコーヒーは「大変そうだから、すぐ出せるので大丈夫だよ」、カフェラテは「たしかラテ美味しかったよね?」など会話のようなユニークな名前となっています。TikTokでは、「#友達がやってるカフェ」をつけた動画が累計1,100万回再生、「#友達がやってるカフェバー」をつけた動画が累計240万回再生とオープン直後にも関わらず多くの動画が投稿されました(2023/5/31時点)。
第2位 BeReal(ビーリアル)
2位には「BeReal」がランクイン。2020年に公開されたフランス発のSNSアプリですが、2022年下半期からアメリカなどで流行し始め、2023年上半期にはZ世代を中心に日本でもユーザーが急増しました。1日に1回、ランダムな時間にアプリから通知が送られ、その通知から2分以内のリアルな写真を撮影、投稿するという仕組み。フィルターや加工機能がない点や、外カメラと内カメラでの同時撮影が可能な点など、他の写真撮影アプリにはないユニークさが特徴です。等身大の自分をリアルタイムで友人に共有するという、あえて写真映えを狙わないコンセプトがZ世代に共感を呼びました。InstagramにはBeRealアプリで撮影した写真の投稿も多数見られ、「#bereal」をつけた投稿は全世界で177万件にも上ります(2023/5/31時点)。
第3位 Y3K(ワイスリーケー)
3位には、Z世代から絶大な人気を誇るファッションジャンル「Y2K」に続くファッショントレンドとして注目された「Y3K」がランクイン。Y3Kとは、3000年代の近未来をモチーフにしたファッションジャンルを指します。メタリックカラー、ネオンなどAIやメタバース、アバターを連想させるような質感、カラーを取り入れたスタイリッシュなコーディネートが特徴。「DIESEL」や「MINERAL」などY3Kにぴったりのアイテムを取り扱うブランドも増えてきています。InstagramにはY3Kコーディネートに合わせて、ラメやストーン、パールをあしらい、メタリックカラーでまとめた「Y3Kメイク」を楽しむZ世代の姿も多数見られます。
第4位 美術館巡り
4位は「美術館巡り」。閑静な空間で芸術を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせる美術館は、Z世代の定番お出かけスポットとして人気を集めています。特に、新国立美術館で6月12日まで開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」や、東京都現代美術館で5月28日まで開催された「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」などは、洗練されたおしゃれな世界観がZ世代から絶大な支持を集めました。Instagramでは、「#美術館巡り」をつけた投稿が49万件以上に上ります(2023/5/31時点)。
第5位 推しピク
5位には「推しピク」がランクイン。推しピクとは、アイドルやアニメのファンの間で定着した概念「推し活」と、Z世代のお出かけとして定番化した「ピクニック」がかけ合わさったものです。2023年上半期にはピクニックのレンタルセットを提供する店舗も登場し始め、さらに人気が高まる傾向にあります。Instagramでは「推しピクにおすすめのアイテム」や「推しピクでの写真の撮り方」など、推しピクにまつわる特集が多く組まれました。これからの暖かい季節には、海でピクニックを楽しむ「海ピク」の投稿も多く見られるでしょう。
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【プリクラポーズ部門】1位は人気アイドルグループメンバー考案のポーズ。
出典:(Instagramアカウント)
オッケーカフ @trepo.jp
プインプインポーズ @__ri.n0.22
BESTYポーズ @trepo.jp
あげみざわポーズ @___kZm07
你好ポーズ @moyuka_77
第1位 オッケーカフ
1位に選ばれたのは、「オッケーカフ」。耳たぶに指をかけて”オッケー”をとるポーズです。ジャニーズの人気アイドルグループ、「Snow Man」のメンバー、向井康二さんがInstagramのライブにおいてとったポーズが由来。向井さんが「来年はやらせたいポーズ」として生み出しました。Snow Manのファンである「スノ担」の間で瞬く間に流行し、定番のポーズとなりました。
第2位 プインプインポーズ
2位に選ばれたのは、「プインプインポーズ」。丸めた両手を、頬に当てたポーズを指します。”プインプイン”とは、韓国語で”愛嬌”を表す言葉のことで、韓国では主に若者世代を中心に使われています。また、プインプインポーズは人気韓国アイドルたちがよくとるポーズとしても話題ですが、K-POP第4世代アイドル(主に90年代後半~2000年代前半に生まれたメンバーで構成)だけでなく、2010年代に一世を風靡した「少女時代」や「KARA」といったグループがとっていたポーズでもあります。10年の時を超えて日本のZ世代を中心に再流行しています。
第3位 BESTY(ベスティ)ポーズ
3位には、「BESTYポーズ」がランクイン。BMSG所属の7人組ボーイズグループ、「BE:FIRST」のファンネームである「BESTY」が名前の由来です。BE:FIRSTのメンバーである「SHUNTO」さんが考えたポーズのことで、ファンの「BESTYポーズを考えて!」の声に応える形で考案されました。ファンの総称である「BESTY」の意味が込められており、左手でBの形を作り、右手でピースの形をとるポーズです。SNSでは、BESTYを中心に数多くの投稿がされており、BE:FIRSTのメンバーが集合写真によくとるポーズとしても話題になりました。
第4位 あげみざわポーズ
4位は、「あげみざわポーズ」。中指と薬指を曲げて作るポーズのことで、近年流行中の「平成ギャル」を模倣するポーズとして話題を呼んでいます。令和の時代に、「平成」を彷彿させる制服や髪型でプリを撮るのがZ世代の「令和ギャル」の中で流行になりました。”あげみざわ”は、登録者200万人超えYouTuberでZ世代のカリスマ的存在でもある「kemio」さんがよく使う言葉としても有名です。「あげみざわポーズ」は最新ギャルポーズとして、Z世代に大人気のポーズです(2023/5/31時点)。
第5位 你好(ニーハオ)ポーズ
5位には、「你好ポーズ」がランクイン。中国語で「こんにちは」を意味する「你好」。広げた手のひらに丸めた片手を合わせる、中国武道を彷彿とさせるポーズです。近年のZ世代には、Instagramで2.5万件も投稿されている「ワンホンメイク」と呼ばれる中国系メイクを筆頭に、私服でチャイナ服を着用するなど「中華ブーム」が到来中。「你好ポーズ」も、中国系の服装やメイクと共にとられるポーズとして大人気です(2023/5/31時点)。
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【ファッション部門】メンズライクなアイテムがトレンド。
出典:(Instagramアカウント)
カーゴパンツ @olive_chihi
ポップコーンバッグ @rcc___hgc
トラックジャケット @marii_o0
ティアードスカート @_saya_523
クローシュハット @lattice_hitomi
第1位 カーゴパンツ
1位に選ばれたのは「カーゴパンツ」。貨物船作業員のワークウェアに起源を持ち、近年はカジュアルコーデのアイテムとしてカーキ色やブラックなど落ち着いた配色が定番でしたが、 2023年はファッションアイコンとなるようなデザインやカラーのものが人気ブランドから続々登場。かつポイントにもなると話題を呼び、Instagramでは、「#カーゴパンツ」とつけた投稿が15.2万件を超えました(2023/5/31時点)。
第2位 ポップコーンバッグ
2位は「ポップコーンバッグ」がランクイン。ポコポコとした素材が特徴の韓国発祥のアイテムです。ユニークなデザインが周りと差をつけられることや、お手頃な価格で購入できることから、Z世代の間で流行しました。Instagramでは、「#ポップコーンバッグ」の他、「#ポコポコバッグ」とともに投稿されています。
第3位 トラックジャケット
3位は「トラックジャケット」がランクイン。スポーツ選手が着用しているトレーニング用のジャケットが、パンツコーデだけでなくスカートにも合わせられるおしゃれアイテムとしてZ世代の間で大流行しました。Instagramでは、「#トラックジャケット」をつけた投稿が8万件を超え、TikTokでも、「#トラックジャケット」とつけた投稿の視聴回数が7,000万回を超えています(2023/5/31時点)。
第4位 ティアードスカート
4位に選ばれたのは「ティアードスカート」。ティアードとは「重なる」や「列になる」という意味で、その名の通り、何層にも重なったプリーツが特徴のスカートです。カジュアルコーデにも綺麗めコーデにも合わせられることから、2023年上半期の人気アイテムとなりました。Instagramでは、「#ティアードスカート」をつけた投稿が4.2万件も投稿されています(2023/5/31時点)。
第5位 クローシュハット
5位にランクインしたのは「クローシュハット」。フランス語で釣鐘(つりがね)を意味する「cloche(クロッシェ)」が由来の帽子です。定番のバケットハットよりもツバが下を向いており、そのストンとしたシルエットが可愛いと話題を呼びました。また、ファーやメッシュ素材など様々な種類があるため、オールシーズン使えることも流行の一因です。
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【グルメ・スイーツ部門】新感覚スイーツが人気急上昇。
出典:(Instagramアカウント)
バースデードーナツ @shiia14
ニューヨークロール @reo_104tt
ダックワーズ @__bell1999
ベーグル @_pchitm
パヌレ @taaagram_
第1位 バースデードーナツ
1位に選ばれたのは「バースデードーナツ」。バースデーケーキに代わり、文字やろうそくでデコレーションを施したドーナツを指します。簡易的でSNS映えすることから、2023年上半期、Z世代の「誕生日サプライズ」にかかせないスイーツに。また、神戸にあるカフェ「THE CITY DONUTS AND COFFEE(ザ シティドーナツアンドコーヒー)」では「HAPPY BDAY」のアルファベットの形をしたドーナツが販売され話題を呼びました。
第2位 ニューヨークロール
2位はニューヨーク発祥のパイである「ニューヨークロール」がランクイン。クロワッサンのようなデニッシュ生地の中にクリームが入っており、「クロワッサンロール」とも呼ばれています。表面はチョコレートやナッツなどでデコレーションされ、見た目の可愛らしさからも人気となった丸い形のスイーツです。新大久保と表参道に店を構える「THE COOKIE 594(ザ クッキーゴーキューヨンヨン) 」では、SNS映えするカラフルなニューヨークロールを販売しており、話題を呼んでいます。
第3位 ダックワーズ
3位は「ダックワーズ」。ダックワーズとは、アーモンド風味のメレンゲでできたフランス発祥の焼き菓子であり、外はサクサク、中はしっとりとした食感のクリームが挟まっています。ダックワーズを提供するカフェ「coucou amande(クク アマンド)」はカラフルなクリームやフルーツを乗せてアレンジし、一躍人気に。また、家でも作ることが出来るため、おうちカフェの人気レシピとしても注目されています。
第4位 ベーグル
4位に選ばれたのは「ベーグル」。Z世代の間では、ベーグルの間にフルーツやカラフルなホイップを挟んだ「ベーグルサンド」がSNS映えすると大流行しました。原材料にバター、牛乳、卵を使わないため、ヘルシーなパンとしても注目され、Instagramでは「#ベーグル」をつけた投稿数は149万件、「#ベーグルカフェ」は1.2万件、「#ベーグルサンド」は26.7万件(2023/5/31時点)と、ブームになっています。
第5位 パヌレ
5位には「パヌレ」がランクイン。パヌレとは2022年上半期トレンドにランクインした「カヌレ」から派生した、カヌレ型のパイのこと。押上にあるカフェ「Mr.Bakeman(ミスターベイクマン)」発祥であり、中にはあんこやクリームチーズなどが入っています。カヌレの形とサクサクのパイ生地の融合が新感覚と話題を呼び、流行しました。
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【流行語部門】SNSで話題を呼んだ言葉がそのまま流行語に!
第1位 蛙化現象(かえるか現象)
1位に選ばれたのは「蛙化現象」。「蛙化現象」とは、好意を持っていた人と両思いになった途端に、相手への気持ちがなくなる、気持ち悪く感じてしまうなどの現象を指す言葉。近頃、SNSでは本来の意味から派生し、異性の行動によって気持ちが冷めてしまう現象に使われています。TikTokやYouTubeなどで、多くのクリエイターが「蛙化現象」について語る動画が急増しました。
第2位 かわちい
2位には、「かわちい」がランクイン。きっかけは、TikTokにてファッションやライフスタイル関係の動画を投稿しているSleepy Boy(スリーピーボーイ)。「今日はこの〇〇を使って着替えていきます」というフレーズから始まり、ジッパーを上げる音や衣擦れの音などASMRの要素が取り入れられたコーデ紹介動画の中で「かわちい」という言葉が使われており、それ以降、使用する人が急増。多くのクリエイターがTikTokにてコーデ紹介を投稿し、「#かわちい」をつけた動画は累計1億9,000万回再生にも上ります(2023/5/31時点)。
第3位 気にぴ
3位にランクインしたのは、「気にぴ」。2018年ごろから流行し多用されている好きな人を表す言葉「好きぴ」から派生した言葉で、気になる人を表現する場面に使われています。ぴの語源は「ピープル(people)」であり、「気にぴ」は「気になるピープル」が略された形です。新世代YouTuberが自身の恋愛状況を話す動画で多く使用されていることから、Z世代の間で流行しました。
第4位 はみ出していく
4位には、「はみ出していく」がランクイン。話題のボーカル&ダンスパフォーマンスユニット「新しい学校のリーダーズ」の自己紹介「個性や自由ではみ出していく」から生まれた言葉。独特のリズムや語呂の良さが癖になり、Z世代の間で口にする人が急増しています。TikTok上では、「#はみ出していく」をつけた動画が累計850万回再生を突破(2023/5/31時点)。元ネタのリズムに合わせて、オリジナル動画を載せる人が多く見られます。
第5位 てぇてぇ
5位には「てぇてぇ」がランクイン。「尊い」という意味を持ち、元々はバーチャルYouTuber(VTuber)界隈で使われていましたが、現在は様々な場面で流行中。「Snow Man」のメンバー、佐久間大介さんがパーソナリティを務める文化放送「Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、」(毎週土曜よる8時~)にて、佐久間大介さんが「てぇてぇ」の意味を解説し、ネット上で反響を呼びました。近年流行している推し活の際に、「推しがてぇてえ」と表現し、SNSに投稿する人が急増しています。
ー調査概要ー
調査対象:Trepo girls(10代〜20代女性1000名)
調査期間:2022年12月1日~2023年5月31日
調査実施:Trepo編集部
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引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000082823.html