- 大学受験の出題範囲になるプログラミングが必修化された。
- 先生の情報免許不足により、高校の先生向けに「プログラミング入門」をリリース。
- プログラミング学習で正しい知識と課題解決能力を養い、AI分野での人材不足解消にも貢献。高校の先生方には、教材を活用して未来の人材を育成してほしい。
2025年から大学受験の出題範囲となるプログラミングが、小学校から必修化され、高校でも必修化されました。
しかし、情報免許を持たない先生が講義を行う現状もあり、高校の先生に向けて補助教材として「プログラミング入門」をリリースしました。
この教材は、プログラミングの基礎から具体的な例までを学ぶことができます。
プログラミングを学ぶことで、情報・情報技術に関する正しい知識と、それを活用して課題を解決する能力を養うことができます。
また、プログラミングの将来性は非常に明るく、AIの分野においても人材不足が問題となっています。
高校の先生方には、この教材を活用して、未来の人材を育成していただきたいと思います。
- カテゴリ
- 教育、ゲーム
- 製品名
- プログラミング入門
- 人名
- 先生方
- 会社名
- 情報免許
- IP名
- AI
——— 以下 プレスリリース原文 ———
必修科目、プログラミング教育を助ける教材。「プログラミング入門」をリリース。
公開日: 2023/05/08
PowerPoint教材「プログラミング入門」について監修いただいた名古屋経済大学 教授 山住富也先生に教材配布の背景について伺いました。
【高校でも必修となったプログラミング教育】
小学校、中学校で必修科目となっていたプログラミングを含む「情報Ⅰ」が2022年4月より高校でも必修科目となり、2025年1月より大学共通テストでも「情報」が出題される予定となっています。これまで大学受験の必修科目であった英語や数学、国語と同列に扱われるという、パラダイムシフトが起こっています。
昨今のSNSの大ブームもあり、世の中を動かしているのは、ヒト、モノ、カネ、そして情報と言われるように、情報は第4の非常に重要な資産として位置づけられるものです。
プログラミング教育の必修化は、これからの時代を生き抜くために、情報や情報技術(IT)を主体的に活用できる力を身につけるために行われました。
現在、日本はIT化が遅れていると言われています。その理由は、優れたIT人材の不足、変化に対する企業対応力の低さ、ビッグデータの未活用などです。このような現状を打破するために、情報というものは何かをきちんと理解し、正しく利用できる人材を世の中に輩出する必要があるわけです。
【まだまだ足りないプログラミングを教えられる先生】
2022年度より必修となったプログラミング教育ですが、2022年5月時点での高校の情報科担当教員4,756人のうち、情報免許状保有教員は3,960人でした。約16.3%の796人が情報免許状を保有していない非常勤講師等であることが、文部科学省が2022年11月に公表した調査結果により明らかになっています。
大学の教職課程でプログラミングを教えられる先生が育成され、徐々に情報免許をもつ先生を輩出してはいますが、一方で免許を持たない先生がやむなく講義をおこなっているという現状もあります。
ある高校の校長先生によると『頭を抱えています。どう教えていけばいいかわからない』とのこと。そのように少ない経験や知識の中、講義をしなくてはならない高校の先生にとって、一助になればという想いから、「プログラミング入門Ⅰ〜Ⅲ(※Ⅰ, Ⅱは改訂)」をリリースしました。
【プログラミングの授業の補助としての「プログラミング入門」】
「プログラミング入門Ⅰ」では、ざっくりと、なぜプログラミングを学ぶ必要があるのか、プログラミングとはどういうものなのか、といったとっかかりとなる内容に加えて、C言語やJava、Pythonといったプログラムで使われる言語のコードの例を追加し、プログラムの世界をより感じてもらえるようになっています。
「プログラミング入門Ⅱ」では、さらに具体化し、プログラムを書くときに必要なアルゴリズムとフローチャートについて学習し、構造化の手法や、実際のWebサイトから情報を取ってくるにはどのようなプログラムを書けば良よいか、というような、プログラミングができるとこんなことができる、という例を入れています。
「プログラミング入門Ⅲ」では、プログラミング言語の一つである「Python」を使って実際にプログミングをおこなう、基本的な記述の仕方が学べるスライドになっています。「Python」自体はフリーウェアですので、予算がそれほど潤沢ではない高校でも環境をインストールしてプログラミングを学んでいただけると思います。
【未来の人材のための環境整備のひとつとして】
プログラミングを学ぶことで、情報・情報技術に関する正しい知識と、それを活用して課題を解決する能力を養うことができます。また、情報に関するマナーやリテラシーの知識も身に付きます。情報過多の社会において、必要な情報をピックアップして、適切に活用していく思考力・判断力・表現力は非常に重要な能力であると言えます。
現在、プログラミングの将来性は非常に明るいと言われています。大きな理由の一つは社会のIT化が進んでいることです。また、経済産業省の出した報告書では、AIの分野において2030年には約45万人を超える人材が不足すると言われています。
加えて、大学受験の必修科目となる「情報」に含まれるプログラミング教育。非常に有用で重要な学問であるプログラミングを高校でスムーズに教えていくために、「プログラミング入門Ⅰ〜Ⅲ」を是非、ご活用いただければと思います。
【監修】
名古屋経済大学 教授 山住 富也
【改訂・リリース内容】
■プログラミング入門Ⅰ(改訂)
プログラミング体験にC言語、Java、Pythonのサンプルコードを追加しました。
■プログラミング入門Ⅱ(改訂)
付録として関数、乱数、WebAPIについて追加しました。
■プログラミング入門Ⅲ(新規リリース)
プログラミング言語「Python」を通してプログラムの基本的な記述の仕方を学びます。
詳細ページ
https://www.datapacific.co.jp/contact/teaching_support/
高校向け製品カタログ
https://www.datapacific.co.jp/temp/document/highschool_catalog.pdf
【日本データパシフィックについて】
1985年の創立以来、授業支援システム「WebClass」やeラーニング教材「U-Assist」などを開発・販売しています。
時代や環境によって変革していく教育という分野において、学生、学校の両方に寄り添ったシステム・コンテンツを提供するべく、教育を考える企業として、学び続ける姿勢「ラーニング・カンパニーでありたい」をスローガンに掲げ、日々、教育の質の向上に貢献しています。
引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000111104.html