間違いなく講談界の歴史になる一冊！六代目神田伯山が太鼓判を押す

桃川鶴女は講談師として50年のキャリアを持つベテラン
田辺一鶴は講談界の異端児であり、テレビの寵児として活躍
桃川鶴女は一鶴の弟子であり、31年間師弟関係が続いた

桃川鶴女は、講談師として50年のキャリアを持つベテランであり、講談協会の女流では宝井琴桜に次ぐ古株です。
彼女の師匠である田辺一鶴は、講談界の異端児であり、テレビ全盛期にはメディアの寵児として活躍しました。
彼は独自の工夫や大きなヒゲのトレードマークで知られ、東京五輪の入場式で国旗を出しながら国名を読み上げる一席で話題を呼びました。
また、彼は講談界の復興のために多くの弟子を取り、女性にも門戸を開いたパイオニアでもありました。
桃川鶴女は1973年に一鶴の弟子となり、師弟関係は31年間続きました。
彼女は男性中心の講談界で「女流」として活躍し、一鶴の真の姿を近くで見ることができました。
『鶴女の恩返し師匠田辺一鶴へ弟子鶴女が贈る涙と笑いの講談道』は、杉江松恋が聞き手となり、二人の講談師の人生を振り返った作品です。