- 坂月さかな作品集がイタリアのコミックスヤングアダルト部門で最優秀賞を受賞
- 日本の出版社が同賞を受賞するのは初めてで、漫画の存在がヨーロッパでも重要になった
- 坂月さかなは青く静かな夜を舞台にした物語を描き、夜の表現にこだわっている
日本人初の快挙!坂月さかな作品集『プラネタリウム・ゴースト・トラベル』が、イタリアのボローニャ・ラガッツィ賞コミックス・ヤングアダルト部門2023年の最優秀賞を受賞しました。
同賞を日本の出版社が受賞するのは初めてで、ヨーロッパのコミック産業において“漫画“の存在が重要なものになったということを意味しています。
坂月さかなは、夜の表現にこだわり、青く静かな夜を舞台にした物語を描いています。
- カテゴリ
- 漫画、ゲーム
- 製品名
- 坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル
- 人名
- 坂月さかな
- 会社名
- ボローニャ・ラガッツィ賞
- IP名
- プラネタリウム・ゴースト・トラベル
——— 以下 プレスリリース原文 ———
日本人初!「ボローニャ・ラガッツィ賞 コミックス・ヤングアダルト部門 2023年」にて『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』が最優秀賞を受賞!(著者・坂月さかなコメント有)
公開日: 2023/03/24
株式会社パイ インターナショナル(豊島区)が2021年4月に出版した『坂月さかな作品集プラネタリウム・ゴースト・トラベル』が、「ボローニャ・ラガッツィ賞コミックス・ヤングアダルト部門 2023年」最優秀賞を受賞しました。著者・坂月さかなが現地にて受賞者イベントに参加し、コメントを発表しました。
株式会社パイ インターナショナルが2021年4月に出版した『坂月さかな作品集プラネタリウム・ゴースト・トラベル』が、「ボローニャ・ラガッツィ賞コミックス・ヤングアダルト部門2023年」最優秀賞を受賞しました。コミックス部門の開設以来、同賞を日本の出版社が受賞するのははじめてのことです。
現地で取材した絵本専門書店の書店員は、「ヨーロッパにはバンドデシネ(フランスの漫画)があり、コミックといえばバンドデシネのことでした。今回コミック部門で初めて、“漫画“が中心となる作品が受賞しました。これは、ヨーロッパのコミック産業において“漫画“の存在が重要なものになったということを意味しています。」と、今回の受賞が与えた影響の大きさを語っています。
現地時間3/6(月)にイタリア・ボローニャのエンツォ王宮にて行われた授賞式と、3/7(火)にブックフェア会場で行われた受賞者イベントに著者・坂月さかなが参加し、今回の受賞に関してコメントを発表しました。
- 著者・坂月さかな受賞者イベントでのコメント(一部抜粋)
- 『坂月さかな プラネタリウム・ゴースト・トラベル』受賞に関する記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/childrens/childrens-industry-news/article/91706-bologna-2023-sakana-sakatsuki-s-planetarium-ghost-travel-wins-bolognaragazzi-award-for-comics.html
- ボローニャ・ラガッツィ賞とは
ボローニャ・ラガッツィ賞(BolognaRagazzi Award)は、ビジュアル的な観点からすぐれた児童・青年向け書籍に贈られる賞で、国際的な専門家によって審査されます。毎年開催のボローニャ国際児童図書展に先立ち受賞作品が発表されます。2023年はFiction, Nonfiction, Comics, Opera Prima, Photography の5部門で募集があり、59ヵ国644出版社から2,349 作品応募がありました。各部門から最優秀賞1作と入選数作が選ばれます。
【審査員コメント】
不確かな時代を生きる人々の繊細な感情を描くために、SFの表現を用いた坂月さかな氏は、幻想的な物語のニューウェーブの第一線にいる。何と言っても、その繊細さと革新性に驚かされるのは、星々を旅する若者の絶え間ない任務と孤独を描くために、日本マンガと西洋文化の双方の要素を組み合わせる坂月氏の手法である。壮大でありながら身近な親密さをも感じさせる本書は、その物語の驚くべき発想の核心に多様なビジュアルと審美的なテキスト―短篇詩的な文章を伴うフルカラーのイラストや、物語世界を紹介するモノクロームのマンガ短篇集―で繰り返し迫っている。この革新的な作品は、先日、第1巻が刊行された坂月氏のストーリーマンガシリーズ「Star Tripper(原書『星旅少年』)」の始まりを告げるものであり、我々はボローニャ・ラガッツィ賞コミックス・ヤングアダルト部門を授賞することを誇りに思います。
※ボローニャ・ラガッツィ賞 公式サイトより引用(訳:パイ インターナショナル)
https://www.bolognachildrensbookfair.com/en/awards/bolognaragazzi-award/bolognaragazzi-award-all-the-2023-winners/comics-young-adult-2023/10911.html
- 受賞作品
コミック&イラストで綴る〈ある宇宙〉の物語
『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』は、漫画・イラスト・ストーリーで綴る4章からなる〈ある宇宙〉の旅の記憶の物語です。
著者の商業初作品集であり、宝島社『このマンガがすごい!2023』オンナ編第5位にランクインした漫画『星旅少年』とリンクする前日譚的な作品としても注目を集めています。
第25回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門 審査委員会推薦作品。
▼書誌ページ
https://pie.co.jp/book/i/5487/
<書籍概要>
書名:『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』
仕様:A5判(210×148mm)/ソフトカバー/ 256Pages(4c_128Pages/1c_128Pages)
定価:2,068円(本体1,880円)
ISBN:978-4-7562-5487-0 C0079
発売日:2021年4月22日
著者:坂月さかな
発行元:パイ インターナショナル
- シリーズ作品となるコミック
「人はまだ どこかで起きている」静かな夜を旅するような、青が沁みるSFファンタジーコミック
ある宇宙、人は「トビアスの木」の毒によって「覚めない眠り」につきはじめていた。そして、ほとんどの住民が眠ってしまった星は「まどろみの星」と呼ばれた。これは、「まどろみの星」を訪ね、残された文化を記録・保存する、プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(通称PGT社) 星旅人・登録ナンバー303の物語。訪れた星々でPGT社で、303が交流する人やモノ、出会いと別れ、そして「トビアスの木」と自身の謎……。パイ コミックスWEB連載初の単行本にして、好評既刊本『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』のシリーズ作品となるコミックです。
◆Web連載 https://pie.co.jp/series/4858311/
◆第1巻 https://pie.co.jp/book/i/5649/
◆第2巻 https://pie.co.jp/book/i/5706/
【受賞・ランクインに関して】
・宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編5位
・「次にくるマンガ大賞2022」WEB漫画部門 ノミネート
・ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2022」コミックランキング40位
・フリースタイルVol.54「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」(フリースタイル)17位
・『SFが読みたい!2023年版』(早川書房)SFコミック部門ベスト10選出
- 著者情報
イラストレーター・漫画家。「ある宇宙の旅の記憶」をテーマに、孤独で静謐な世界を優しい筆致で描く。『令和元年のゲーム・キッズ』(星海社)装画、『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)装画、『少女終末旅行 公式アンソロジーコミック 2』(KADOKAWA)寄稿。2021年4月商業初作品集『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』、2022年4月商業漫画デビュー作『星旅少年』を刊行(どちらも小社刊)。
Twitter:https://twitter.com/sakatsuki_fish
Instagram:https://www.instagram.com/sakanasakatsuki/
- 書籍に関するお問い合わせ
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-32-4
TEL:03-3944-3981
ホームページ:https://pie.co.jp/
コミックアートホームページ:https://pie.co.jp/comicart/
コミックアートフェイスブック:https://www.facebook.com/piecomicart/
コミックアートツイッター: https://twitter.com/PIE_Comic_Art
コミックアートインスタグラム:https://www.instagram.com/pie_comic_art/
コミックアートYouTube:https://www.youtube.com/channel/UCqwh9TN9F1zoHQxHl5bqHTg
引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000901.000012505.html